ポスト実証主義の会計学

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会計学は、何を学問の対象として、どのような研究方法を用いて、いかなる形でその理論が世に出されるべきだろうか。本書は、そうした「会計学とは一体何か」という問いに対して、オルタナティブな会計学が進むべき方向の1つを「新しい会計学」に求め、その内容を整理・検討している。同会計学を母体とする「新しい会計史」は研究事例を通じて、より具体的にその内容を整理・検討している。「新しい会計学」と「新しい会計史」の最大の特徴は、ポスト実証主義の理論的枠組を利用することにある。第1部「新しい会計学」では、学際的・批判的会計学に焦点を当て、そうした会計研究論文を数多く収録する主要3誌の歴史や編集方針、同会計学の会計理論、理論的枠組、パラダイム、研究方法を詳解している。また、この分野における開拓者の文献レビューを行っている。第2部「新しい会計史」では、この中心的存在のフーコー派とマルクス派の会計史を取り上げ、下からの会計史の典型である、ホロコースト、奴隷制の会計史を含む人種主義の会計史、植民地主義の会計史、ジェンダーの会計史を取り上げている。また、この分野における開拓的研究の文献レビューを行っている。

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