チンパンジ−は、なぜ「教え」ないのか-ヒトにできて、チンパンジ−にできないことを哲学的にヒトにできて、チンパンジ-にできないことを哲学的に

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ヒト-チンパンジー=?

ヒトとチンパンジーを対比させながら、哲学者が「ヒトとは何か」という根源的な問いを問う。現象学、実存思想、分析哲学、認知言語学、社会学、教育学……さまざまな分野を渉猟しながら得られた知見を用いて、この「古くて新しい問い」に応答する画期的論考。
序 章 ヒト-チンパンジー=?
  1 ロゴスを持つ動物
  2 「ヒト-チンパンジー=?」
  3 本書を主導する五つの問い
  4 学際的に「人間とは何か」を問う
  5 本書の構成

第1章 ヒトに特有の能力としての「距離を空ける」こと
  1 チンパンジーのできること(能力)とできないこと(非能力)
   (1) チンパンジーにできること(能力)
   (2) チンパンジーにできないこと(非能力)
   (3) ヒト-チンパンジー=想像力?
  2 トマセロの仮説と他者の意図
   (1) トマセロの仮説
   (2)  意図と共同注意
   (3) トマセロへの問い
  3 ヒトに固有な能力としての「距離を空ける」こと
   (1) 「ヒトとは何か」へのヨナスの応答
   (2) 「距離を空ける」ことによって可能となること

第2章 意図を哲学的に問い直す
  1 意図とは何か
   (1) アンスコム『インテンション』における意図的行為
   (2) 観察によらない知識としての実践的知識
  2 「誰」と「役割」の理解
   (1) 『美徳なき時代』における物語による「誰」の理解
   (2) 物語における「役柄」としての誰と、「世人」としての誰
  3 物語文による「意図」と「誰」、意図的行為の解析
   (1) ダントの物語文
   (2) 物語文による「意図」の捉え直し
   (3) 物語文による「誰」の解析
   (4) 物語文による意図的行為の解析
  4 物語ることは「距離を空ける」ことによって可能となる
   (1) 物語ることを可能にする「距離を空ける」こと
   (2) 物語文から構成された実践的知識による「共同注意」の解析
   (3) 〈他者〉はいかにして成立するのか

第3章 「二重の否定」の体系としての意味の習得
  1 「二重の否定」の体系としての意味
   (1) 体系としての意味
   (2) 意味の体系は「二重の否定」によって規定される
   (3) 物語文から構成された「二重の否定」の体系 Ⅰ 他者の行為の意味
   (4) 物語文から構成された「二重の否定」の体系 Ⅱ 「誰」の意味
   (5) 物語文から構成された「二重の否定」の体系 Ⅲ 「道具」の意味
  2 意味の習得
   (1) 実践的知識の生成における物語ること
   (2) 実践的知識の修正における「否定」のありよう
   (3) 意味一般は物語文という構造を有する
   (4) 物語文から構成された「二重の否定」の体系 Ⅳ 他者の行為と「誰」の意味(再考)
   (5) 「距離を空ける」ことから、意味は生成する
  3 なぜ、ヒトにできることが

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