広島の被爆と福島の被曝-両者は本質的に同じものか似て非なるものか両者は本質的に同じものか似て非なるものか

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著者は広島で30年間被爆者を診察し、日常的にも被爆者と交流し、被爆者の声を聴きつづけてきた。同時に医師として原爆訴訟の法廷にも立ち原爆症を歪曲する見解と激しく議論を続けてきた。また被爆者の国家補償を拒絶し、他方、被爆者を線量の担体として扱い、被爆者の苦悩を線量で秤量する被ばく行政にも異議を述べてきた。9年前に転居した福島で3・11に遭遇する。広島とは異なる、線量による人間と地域の分断に直面し、広島とは異なる線量の呪縛化をも経験する。被爆からは70年を超え、事故からは7年に至る。原爆被害と原発被災をあらためて克明にたどりつつ、原爆被害と原発被災が戦後史のなかで交叉することの意味を問う。原爆から原発へ、放射線被ばくと向き合う問題作。

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