物理学とは何だろうか <下> ー 岩波新書

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第Ⅲ章

 1 近代原子論の成立

  ドルトンの原子論

  気体の法則、化学反応の法則

 2 熱と分子

  熱のにない手は何か

  熱学的な量と力学的な量

  分子運動の無秩序性

 3 熱の分子運動論完成の苦しみ

  マックスウェルの統計の手法

  エントロピーの力学的把握

  ロシュミットの疑義

  力学法則と確率

  平均延べ時間(滞在時間)

  エルゴード性を支えとして

  ロシュミットの疑問の解明

  物理学生のための補足

  二十世紀への入口

引用出典

科学と文明

解説  松井巻之助

本書の完成を前に著者は逝去された。遺稿となった本論に加え、本書の原型である講演「科学と文明」を収める。上巻を承けて、近代原子論の成立から、分子運動をめぐる理論の発展をたどり二十世紀の入口にまで至る。さらに講演では、現代の科学批判のなかで、物理学の占める位置と進むべき方向を説得的に論じる。

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