神聖カナム大帝国は、海から襲い来る巨獣リヴァイアサンの襲撃を阻止せんがため、高度な生体改変技術を発展させている。その辺境のある豪邸で、技術省高官が体から巨大な木を生やした奇妙な姿で死んでいるのが発見された。死の謎を調べるのは、目隠しをして部屋から出ない異色の捜査官アナと、新人助手のディン。超絶頭脳の持ち主アナは、見たもの聞いたものすべてを記憶する生体改変を受けた記銘師のディンを現場に向かわせる。アナの奇行に振り回されつつディンが捜査を続けるなか、近隣の州都で対リヴアイアサン防衛の職につく十人の技官が同様に死んだと判明する。一連の事件は、帝国を揺るがそうとする何者かの仕業なのか?ディンが語る現場の記憶から、アナは真相に迫っていくが…!?世界幻想文学大賞・ヒューゴー賞を受賞、アメリカ探偵作家クラブ賞最終候補にあがった異世界ミステリ話題作。